パソコンの選び方 メモリ編

2017年12月13日

Windows10の時代になり、メモリは4GBが当たり前、8GBのモデルも増えつつあります。
では、メモリはどれくらいのマシンを買うべきでしょうか?
答えとしては用途にもよりますが8GBのマシンを買うべきです。

Windows7の時代まではOSの主流は32bitだったこともあり、メモリは3GBまでしか認識されませんでした。
このためWindows7では2GBで充分と言われていました。
※もちろん、その頃から64bitOSを搭載して、メモリを増やすと言う選択肢はありましたが、メモリが今と比べると
 高価だった事もあり、通常の使用ではメモリは2GBで良いとされていました。
ただ、それでもメモリを4GB(実質3GB)にして、ある程度の速度差が実感できたのも確かです。

そもそもメモリが多いとなぜ早くなるのかと言う事ですが、大きいのはハードディスクへのアクセスを減らすことが
出来ると言う点です。メモリとHDDではアクセス速度に100倍以上の開きがあります。
このため、極力HDDへのアクセスを減らす事でPCの速度を上げる事が出来るのです。

ちなみにWindows10では、オフィスなどのプログラムを起動すると大体4GBのメモリを使用しますので、それらをすべて
メモリ内で賄うのに最低でも4GB、出来れば8GBのメモリが必要となります。

ちなみに、古いOSに遡ってみると、快適と言われるメモリ容量は以下の様に変遷しています。

Windows2000 256MB
WindowsXP 512MB⇒1GB
WindowsVista 2GB
Windows7 2GB
Windows8 4GB
Windows10 8GB

大体ですが、OS1世代毎に必要なメモリ容量が倍になっている事が理解いただけるかと思います。
メモリ等の価格が下がっていくのに伴い、OSが必要とする基本スペックが上がり、出来る事も増えていく、扱えるファイルサイズも
大きくなると言うのがこれまでパソコンが辿ってきた歴史でもあります。

ちなみに、現在メモリは4GBで5000円を切る価格だったりするので、メモリ4GBのPCを購入して、メモリを追加すると言うのも
パソコンを安く買うと言う意味では有効な手段でもあります。
※メモリが追加出来る機種で、メモリを追加するスキルが必要ではあります。。。